祖父母の面会交流は可能?
法律上、祖父母に面会交流権はないため、お孫さんと面会交流をする権利はありません。
従って、面会交流を求め調停や審判を申し立てしたとしても、お孫さんと会うことは出来ません。
面会交流が出来る場合としては、次のような場合が面会交流をしやすいです。
①相手方が祖父母の面会交流に同意している場合。
②元配偶者の面会交流に祖父母が同席する場合。
③元配偶者の面会交流の調停調書に祖父母の面会交流が記載されている場合です。
2024年現在、祖父母に面会交流権はありませんが、現在、家族法制の見直しが行われていま
2023年12月に「面会交流の家裁への申立人の範囲を祖父母らにも広げる」ことが記載された民法改正の原案が公表されています。
この祖父母の面会交流の申し立てを可能にした内容を含む民法改正案は2024年度国会へ提出され、成立を目指す方針です。
今後、この改正民法案が成立すれば、祖父母にも面会交流権が認められることとなるため、親だけでなく、祖父母も家庭裁判所に対して面会交流の申し立てができるようになる可能性があります。
面会交流についてお困りの方は、当弁護士事務所へお気軽にご相談下さい。