モラハラ行為で離婚できるか?
モラハラ(モラルハラスメント)で、離婚が可能か?
モラルハラスメント(モラハラ)とは、日本語的には「道徳的、倫理的な嫌がらせ」と言えます。
モラハラは、近年の離婚の原因として増加しており、モラハラに基づく離婚請求は20%~30%程度と言われています。
モラハラの特徴は、どこまでが許容され、どこからがモラハラと評価できるかという特徴を有していま
モラハラの相談内容は、家事育児に一切手伝いしない、食事に文句をつける、不機嫌となると言葉使いが荒くなったり無視をしたりする、怒鳴る、物を投げるなど、様々な態様があります。
外では穏便な態度をとっていても、家に戻ると態度が変わるという傾向もあります。
モラハラは、暴力を伴わないことも特徴の一つかもしれません。
婚姻生活で、長年、モラハラを受け続けると、精神的な疲弊が続き、とても疲れるため、我慢できなくなると、相手方の全てが嫌になっていきます。
一度、モラハラが始まると、非常にやっかいです。
モラハラで離婚できるかですが、結果としては離婚が可能な場合があります。
但し、モラハラの嫌がらせは、客観的証拠が揃わないことが多く、そのような場合、日記をつけ、モラハラの内容や時期を特定しておくことをお勧めします
また、モラハラについて客観的な証拠を残すため、友人などに相談し、モラハラの証言者になってもらうことも有効です。
さらに、モラハラが酷い場合は、警察に相談しておくのも、非常に有効な方法です。
モラハラを受けている人は、自分が被害者だと気づかない場合もありますが、モラハラは立派な加害行為です。